| 2008年 くれいじーなロマンス単行本&文庫 |
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放蕩者に魅せられて
メアリー・ジョー・パトニー(ラベンダーブックス) |
翻訳ロマンス小説のバブル期の今でさえ、今だ日本上陸を果たしていない
珠玉の名作が沢山あるというのは、RT誌を定期購読しているので知っている。
しかし、ただ賞受賞したから、とか、評価が高いから、とかいってもそこは
やはり「好み」というものがある。そして、この作品の上陸と相成った。
現在の、エロティカやパラノーマル全盛期に何故これを?と思われそうな程に
大人しいので、もしかしたら飽食時代の読者には受け入れられないかもしれない。
ただ、この本を読んで、余りの丁寧でセンシティヴな人物描写に、
特にその残酷なまでの内面描写に涙が止まらなかった。
主人公レジーのキャラクター造詣に至っては、もう胸を掻き毟られる程の
痛みをもって読まずにはいられなかったが、そこですら秀逸すぎる。
タイトルからは安易に、ロマンス本お得意の放蕩者の陥落ものかと思わせるが
そんな生易しいものではない、骨太の「自分探し」と「魂の半分」にめぐり合う
極上のロマンスとの融合した佳作なのだ。
母性と知能を併せて持つヒロインの、その不器用さと情熱のアンバランスな
按配も素晴らしく、そんな彼女とレジーのやりとりの静かさが美しく切ない。
昨今、描写過多で食傷気味なホットな場面は皆無ながら、何と
随所になまめかしいのか・・・うっとりする程である。
何だか語るよりも、また読み直したい、、、と、あのぶ厚い本を
何度も何度も読み返してはその度にパブロフの犬のように泣いて。
この本に出会わせてくれてありがとう、と本当に心から思った最高の1冊。 |
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満月の夜に
クレスリー・コール(ソフトバンク文庫) |
思うに、パラノーマルというのは、按配が大事だと思う。特にキモは設定。
八代亜紀の「舟歌」ではないが、酒と一緒でぬるめがいい、と、ここんとこ
パラノーマル設定バブルだからこそ、とみに思うようになった(笑)。
もうね、生真面目な作家さんが生真面目に設定組んで、そしてそれに
縛られた挙句、身動き取れずに、やれ「死人を生き返らせた」だの
「神様ちょちょいのちょいで人間化」とかそれまでの過程全てをぶち壊しにする
反則オチを用いて自滅する様を拝んでは歯がゆく思っている事か!(ちーんっ)
で、このシリーズである。
読めば読む程にアホだと思う(いきなりかい。笑)。
パラノーマルって、いかに独自の世界感を確立するかにもよるけど、
このコールの構築した世界の、何ともいえないぬるさ、ライトさが
実にフィットしている様に感じました。
生真面目すぎて、孤高すぎて息苦しい独自感よりは、何というか、
この作品の場合は「隣の家の庭に実は・・・」ぐらいな敷居の低さが
逆にいい効果を出しているかと。
おかしいよなぁ、あのスケールのデカイ設定なのに、
何だ、このフレンドリーな感じは、という気持ちもあったりしたけど(笑)。
それに、何よりもこの萌え系がもてはやされる昨今に、このキャラ達!
大型ワンコや ツンデレ、解凍系、姉属性、不思議系などいっぱい~っ♪♪
いや~、萌えツボをこれでもかこれでもかと攻められて、
読んでて笑いが止まらないとはこの事か(^^ゞ
これからの続きも楽しみです。早く翻訳してね、出版社さん(笑)
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悪の華にくちづけを
ロレッタ・チェイス(二見ミステリーコレクション) |
男勝りの知的美女ジェシカと、自分の醜い容姿にコンプレックスを持つ
デイン侯爵セバスチャン・・・これがまたどちらもロマンス小説史上屈指の名キャラ!
弟と従弟たちに囲まれて育ったジェシカ、何と言うか、
竹を割ったが如くの清々しいまでの姐御っぷりでマジ惚れました!(笑)
姐御系キャラに滅法弱いことのさん、もうこのジェシカにメロメロでしたわ・・・
弁が立って、腕も立って、しかもシャレがきく茶目っ気に溢れている。
そして何よりも、あの全てを包み込んでしまう
懐の大きな母性のかたまりっぷりは素晴らしい。
悪名高い行状の裏側で、今だ愛を求めて彷徨っている大型ワンコなセバスチャンを
どーんっ!と受け止めて子供をあやすように噛んで含めて調教しつつ(笑)
愛してゆく様は、目からウロコだわ。
彼本人も言うように、自分以上に乙女系でナイーヴ(笑)なセバスチャンを理解し、
信用している筋の通り方がまたかっこいい(ポッ)。
セバスチャンの庶子に対する思いやりや言動は、
まるで救われない幼少時代のセバスチャンの魂を洗うが如くで、奥深い。
ことのさん的に、全てにおいてパーフェクトの1冊でした。
姐御、ついて行きやす!(爆) |
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燃ゆる十字架のもとに
ダイアナ・ガバルドン(villagebooks) |
今年、2年ぶりに翻訳版が日本上陸となりましたアウトランダー・シリーズ。
まずは、このシリーズ最大の長編の巻が無事(?)、上陸してくれた事に感謝。
最初、担当さんに「三冊は無理ですよねー。アハハー(^^;;」と言った時は
こんな大変な事になるとは思ってませんでしたがね・・・色んな意味で(^^;;
今回は、次の巻への導入部、そして今までの謎の一部を解いたものでも
あったので、読者によっては賛否両論分かれるかと思います。
が、やはり、圧巻のストーリーテラーっぷり!!
睡眠削って、いや、生命削ってでも読みたい!!(爆)と、今だ思わせてくれる
このクオリティの高さ・・・奇跡だわ、ホント。
50歳越えても元気に奥さんラブラブな赤毛じいちゃん、
今回も災難体質全開で・・・トホホ。婿も大変な目に。
フレイザーさん一家、次回も大変っすよ!
ハンカチ必須の6巻・・・2009年中に拝めるのかしらん(^^ゞゞ |
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ダークハンター・シリーズ
シェリリン・ケニヨン(ラズベリーブックス) |
そもそも、ことのさんはこのシリーズをこう認識している。
男性フェロモン過多の超不幸なイケメン達が、我侭で面食いな
月の女神アルテミスに三途の川の畔でスカウトされ、ダークハンター
(その生まれと特性によってはウェアハンターとドリームハンターにも)と
なってアホな神々の尻拭いを兼ねて人助けしているイカれたイカした
おしんヒーロー大活躍シリーズ(爆)
・・・え?違う? 私はずっとそう思って読んでるんだけど(爆)。
細かい設定も、得てして胡散臭い上にネタ満載。キタコレ!(笑)
だが、その胡散臭さを自ら居直って楽しむ茶目っ気がケニヨン作品にはある。
こういう芸(笑)が、巻数を重ねるにつれ益々加速するんだから
スゴイよ、ケニヨン!!よっ、芸達者!!! > 誉めている(笑)
書き過ぎず、使い過ぎず、かといって出し惜しみはしない・・・何と言うか、
エンターテイメント小説の鏡。自分で作った確固たる設定と世界観、そして
突出したキャラ造詣で、ここまで読者を引っ張る勢いがあるのもすごいが、
根底にあるのが何とも非常にシンプルな「ボーイ・ミーツ・ガール」ものな
正統派ロマンス路線というのがすごい。照れてしまう程の直球具合だ。
本当に隅から隅まで楽しくて仕方ない。早く続きを上陸させて下さい! > 出版社様 |
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いつか見た夢を
スーザン・エリザベス・フィリップス(二見ミステリコレクション) |
SEPのシカゴ・スターズ・シリーズ最終巻…終わっちゃったよ〜(泣泣)
SEPはこの作品をシリーズ最後にすべく、ヒーローの
ディーン・ロビラート以外、全くスターズのメンバーを登場させなかった。
だからこそ、ファンは覚悟を決めて読むんだろうけど。
かろうじて前作カップルのヒースとアナベルが登場したが、
普通に読めば単独作品としても読める。だからこそ「最後」なんだろうけど。
偶然の出会いが必然的、恋人以前の魂の片割れとのやりとりと経緯を
今回も丹念に書いてもらえて満足でした。
特に、ディーンの買ったテネシーの農場を舞台に、家族に縁のなかった
ブルーが、ディーンの両親や異母妹、町の毒舌な未亡人を交えて、
擬似家族ともいうべき絆を不器用に育んでゆく様は、ロマンス部分と並行して秀逸。
スターズ作品を常にキャラ萌えで読んできた偏った読者としては、
この作品がシリーズ一番!!とは言えないのは事実。
ただ、ラストがこの作品で良かったな、とも思う。
全ての登場人物において、ラスト作品でありながら、スタート地点に
立ったという前向きなエンドマークになっているから。
当分は、この余韻に浸りたいと思う。
そしてまた何度も、スターズ・シリーズを再読するんだろう。
既に別格、誰に何を言われても聞かない偏愛不動シリーズと化しているから(笑)。
SEP、次回作品は新シリーズとか。
スターズ・シリーズを越えて愛される作品をお願いしますよ、ええ。 |
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ふりむけば恋が
コニー・ブロックウェイ(ライムブックス) |
読んだ後もとっても幸せな気分で、全てが全てにおいて必然的、とも
言えるストーリーテラーなブロックウェイの本領発揮作品。
いやー、元々「手紙もの」にメロメロ弱いことのさんだが、
このウィットに富んだ巧みな手紙の数々!最高です!!
そして、手紙に付随するものを巡っての遠い離れた場所にいるはずの
二人のテンポよいやりとり、憎いまでの上手さである。
意地っ張りのリリーの送ってきたお手当てのイングランド紙幣は、
アヴェリーのいるフランスの植民地であるコンゴの奥地じゃあ役立たない、と
ばかりの比喩じみた描写しかり、アヴェリーの送ってきた図体は
デカくて全く実用性のないワニしかり(笑)。
しかも、それらが後々に登場し、いろんな事情と絡まってゆく様もすごい。
まるで、常に傍にいる二人が恋に落ちてゆく様を
見ているような錯覚に陥るぐらい巧妙なのだ。
本当に、特に最初の方の、あの親友を旅で亡くしてしまった
アヴェリーの手紙を読んで、ラスト近くに登場するリリーの
その手紙に対する返事を読んで・・・不覚にも泣いてしまった。
全てにおいてあったかくて、お互いの機知あふれる丁々発止なやりとりで
周囲の人間をも、いい意味で巻き込んでいく主人公二人の描写は、
もっともっと読んでいたいという欲求にかられる類のものであって。
いい本読んだなぁ・・・笑って、泣いて、ほっこりできる大満足な1冊。
こういう小気味よい、それでいてハッピーなロマンス本が読めた時には
本当に後は延々と余韻に浸っているだけでもいいのよね。 |
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赤い薔薇を天使に
ジャッキー・ダレッサンドロ(ラズベリーブックス) |
読んだ直後は本当にほんわかしゃ〜わせ(^◇^)な気分で、他に何か本を
読もうとかいう気持ちになれなかったぐらいツボ直撃でした1冊。
分かるのよ、王道な、その展開。予想もつく。
でも捻りなく、そしてデビュー作とは思えない巧みな筆力でグイグイ読ませるんだ。
心理的機微も、その不器用さも、キャラのヘタレなボケ具合も
スキスキスキーッ♪なのよ。
脇役全て、動物に至るまでナイスな1冊。鬼畜ヒーローもの典型的誤解による
暴言ですら切なく、ラストのハッピーエンドに至るまで、
微笑ましくってもうきゅんきゅんでしたのっ(≧▽≦)
ほら、巷にあふれる無駄なエロ場面にばかり行数費やしているホットな本と
比べると、全てにおいて微笑ましく愛らしいではありませんか。
たまにはこんな本で息抜きもいいってもんです、はい。
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黒き戦士の恋人
J・R・ウォード(二見ミステリーコレクション) |
このBDB(ブラック・ダガー・ブラザーフッド)シリーズ、
1冊目で脱落するには絶対惜しい、そして今年の一番未知数の萌え化けの
可能性高い本、ということのさんの評価がここにランクインした理由(爆) 正直・・・魅力はどこかと聞かれたらとんでもない事を言いそうだ。
全体が地に足がついていない、と言ったら変な表現か(^^ゞ
だって、多分、この作者はすごく真摯に生真面目にこの世界を構築なさって
いるのが読者にも分かるんだが、いかんせん小道具の多さと
キャラの魅力に反して、どう見てもツッコミしてくれ!と
言わんばかりの数々の設定の綻びの方が目につくから(笑)。
ゆる~いコールやケニヨンのかわいい世界感と比べると・・・そうね。
劇画調というか(爆)。作者が真面目だからこそ痛々しいと取れるかも(笑)。
そんな微妙なところに、何かFSSを思い出しました(爆)。
ハマる人は、謎を予想して妄想(笑)も手伝ってハマりまくるんだろうけど、
ハマらない人にはきっと、単なるディープな周囲と調和しきれていない
不思議譚扱いだな、と。どちらの評価を下すかは読んだ人次第。
ちなみにことのさんは好き本だ・・・ところで続き、翻訳版出るの?(^^ゞゞ
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満ち潮の誘惑
アマンダ・クイック(villagebooks) |
今までの翻訳されたクイック作品で一番のお気に入りとなりました(^▽^)
お話としては、クイックお得意の配線の頓珍漢なオタク道まっしぐらな
お茶目ヒロインと、世間から孤立しているこれまた微妙に
配線が悟りを開いている系のヒーローによるドタバタものなんだけどね。
とにかく、クレンツというのはどの名義でも、この人ぐらい
オタクキャラを書かせると、活き活きとしているのですよ(笑)。
そんな彼女の起こす騒動の尻拭いとフォローに明け暮れるヒーローの
マメ男っぷりにモエ!ギガントモエ!! > びったんびったん
孤独だったヒーローの日常がヒロインとの出会いをきっかけに
騒がしくなってゆく様を読むだけでも十分楽しめるのだが、
キャラが頓珍漢なだけでロマンスとしてはすごい直球ど真ん中で
二倍、いやもっと楽しめるのが嬉しい。ホットなんだけど、
そんな中にかなりの割合でお茶目な笑いのペーソスが占めていて、
読んでいてクスッとなってしまうんだよね。
ラストまで、クレンツ節が炸裂していた大満足の1冊でした。
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恋するヴァンパイア シリーズ
キャシー・ラヴ(フローラブックス) |
今年のことのさんの「一発芸」枠は勿論こちらのシリーズ(爆)。
正直、このシリーズ1冊目が出るまで、このフローラブックスというレーベル
そのものを新刊買いに値する本が一つもなくホンマにリーディングして
作品選んでいるのか等、かなり疑ってかかっていたんです(^^ゞ
(それぐらい創刊二ヶ月に関してはハナシにならんかった)
だから、この本も話半分に・・・と思ったがキターッ!!
正直、こんなに痛快にアホなネタをキュートに書かれる本に
日本版でめぐり合えるとは思わなかったんで動揺しましたよ(^^;
だって、しょっぱなから自分が吸血鬼だという事を記憶喪失で忘れてしまった
ヴァンパイアヒーローなんてすごいシラフじゃありえないような設定で
攻めてくるんですよ?! 2冊目のヒーローは今はやりのブロガーですよ?!
3冊目のヒーローは・・・あ、2冊読んだ後ではマシに思えたがやっぱり変(笑)。
もはや茶目っ気を通り越して立派なエンターテイメント!
生真面目な読者には絶対勧めない(爆)、ことのニーズ炸裂の
大ウケシリーズ万歳! 一年間のうちに3冊分すごいペースで翻訳されたのも◎。
残り1冊、おまけともいえる末っ子ちゃん話の翻訳も決まっているようで嬉し~♪ |
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恋はあまりにも突然に
スーザン・ドノヴァン(二見ミステリーコレクション) |
とにかく、これは読んでもらってナンボ、の地に足つきながらも、
ちょっとおとぎ話チックなロマコメなのです。
バツイチの3人の子持ちヒロインが、とある事からイケメン政治家ヒーローの
選挙戦の為に、彼の婚約者役を演じる羽目に。
偽りの関係の筈が、本当にお互い恋に落ちてしまい、でもそれを言えずに
婚約者のふりをする、という何ともややこしい話に、3人の子供達をはじめとする
個性的脇役が入り乱れ状態なんですが・・・これが面白い程のアンサンブル具合。
そんな群集ものかと思いきや、これがストレートなまでのロマンスでした。
とにかく、二人の茶目っ気に溢れ、それでいてセクシーなやりとりが◎!
この作者にヤラレタ。もらい泣きしまくって困ったよ。
しっとり押し捲りかと思いきや、ユーモアもたっぷりで、これまたナイス!
ロマンスだけでなく、愛情の再確認、女友達の絆の強さ、ぎこちないけど
家族の再出発とか、色んな面を、あのボリュームでうまく書かれていて驚く程。
それはキャラ造詣がしっかりしているから出来たんでしょうけど。
この本は主役二人は勿論のこと、全てのキャラクターを愛さずにはいられない
キュートな1冊でした。SEP作品がお好きな方に是非とも薦めたい。
本当に、疲れている時に重い話はご勘弁という時に手にしたい。
泣いて、笑って、そしてハッピーな読後に浸れるから。
つい、思い出してクスクス笑ってしまっちゃえる1冊だから。
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伯爵の結婚までの十二の難業
ヴィクトリア・アレクサンダー(ランダムハウス講談社文庫) |
ああ、もう最高に笑った笑った!!
こんなに笑ったヒストリカルって、今まであったかしら?ってぐらい
ずーっと笑ってたわ(笑)。
もう、最初からトップギア状態の彼と彼女の丁々発止具合に抱腹絶倒!
二人のその頭の回転の早さからくるボケとツッコミといい、
お互い己に自信があるが故の会話の妙といい、次から次へと
起こる騒動がびっくり箱のようで楽しいの何のって♪
そもそも、結婚にがっつかなくていい資産を持っているからとはいえ、
このヒロインのアネキ具合というか、漢(おとこ)っぷりは、
多分、読者を選ぶと思う。万民向けというには
余りに頭が良すぎてエキセントリックすぎて。
しかし、一皮剥いたら、本当に好きになった相手には素直になれずに
不安だらけな中、冷たい態度とったり・・・キターッ!(゚∀゚)
モエキターッ!!(゚∀゚)
ツンデレーッ!! > びったんびったんジタバタ(爆)
そして、ヒーローの茶目っ気あふれる、しかも頭の回転の早さにメロメロ!
きっと、しっとりしたロマンス好きな方にはドタバタ過多が鬱陶しいとバッサリ
言われそうだが(笑)、ラブコメ好きなことのさんにはツボメガヒットなの!
早く続き読みたいね~。2009年秋か~、待遠しいなぁ・・・。
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あなたを夢みて
リサ・クレイパス(ライムブックス) |
すっかり鉄板作家として、日本読者にもお馴染みとなった感のあるクレイパス。
今年もヒストリカル3冊、そして彼女自身初のコンテンポラリーとが上陸。
その中でもやはり、群を抜いていたのがこちら。
既に、その存在だけで名前とタイトルが先行ししていた1冊。
これだけたて続けにクレイパス作品を読んでいると、ある程度のパターン、
いや。そのリズムが分かってきて、中だるみというか飽きを感じるもの。
しかし、やはりこのキャラ吸引力は、別格だった。
デレク・クレイヴン。作者の一番のご贔屓ヒーローでもある御仁。
ヒロインが想定内だった分を補ってなお余る、このデレクの魅力。
プラス面も、マイナス面も、予想通りでもなお惹き付けられずにいられない。
まさに、エポックメイキングという言葉が似合う。
彼が、そして今作ラストに登場する彼の娘が主人公となる短編、
是非とも翻訳上陸をお願いしたい・・・大丈夫か、この出版社なら(笑) |